毎度お騒がせします。
拙著(昔上梓した通算2冊目の著書です)『零戦最後の証言』(光人社NF文庫)が、新装版となって再登場です。
単行本初版発売から14年も経ち、その後もそれなりに本を出し続けてきた自分の目から見て、当時35、6歳の私の手による若書きの文章はいま読み返すと青臭くて恥ずかしいですが、このように長く読み継がれる本になったというのは感慨深いものがあります。手を入れ始めるときりがないので、本文は基本的に文庫本初版のままです。
この本は、百田尚樹氏の小説『永遠の0』の「参考文献」にもなりましたが、それとは別の話で、タイトルもスタイルも後発の本にずいぶん真似られました。
この本を上梓した段階では、少なくとも戦史を扱ったドキュメンタリーで、「最後の証言」のついたタイトルの本は一冊もなく、一人一人の戦後の姿までを追うような章立ての本もなく、あとから出たのは全部が真似です。「人真似は恥」と教えられてきた私から見れば、そんな著者や出版社ににプライドはないのかと思いますが。(最初にタイトルを真似たのは、こともあろうに光人社でしたが)
ともあれ、 『零戦最後の証言』(光人社NF文庫・新装版)定価:895円+税、398頁です。
登場人物は、元搭乗員9名と技術者1名(この人がのちに新幹線車両を開発する)の、計10名、単行本発売時には全員がご存命であったのが、3年前、最初の文庫化のときは4名が欠け、今回ついに全員が鬼籍に入られました。文字通りの「最後の証言」になってしまいました。
拙著(昔上梓した通算2冊目の著書です)『零戦最後の証言』(光人

単行本初版発売から14年も経ち、その後もそれなりに本
この本は、百田尚樹氏の小説『永遠の0』の「参考文献」にもなりましたが、それとは別の話で、タイトルもスタイルも後発の本にずいぶん真似られました。
この本を上梓した段階では、少なくとも戦史を扱ったドキュメンタリーで、「最後の証言」のついたタイトルの本は一冊もなく、一人一人の戦後の姿までを追うような章立ての本もなく、あとから出たのは全部が真似です。「人真似は恥」と教えられてきた私から見れば、そんな著者や出版社ににプライドはないのかと思いますが。(最初にタイトルを真似たのは、こともあろうに光人社でしたが)
ともあれ、 『零戦最後の証言』(光人社NF文庫・新装版)定価:8
登場人物は、元搭乗員9名と技術者1名(この人がのちに