平成２５年度ＮＰＯ法人零戦の会慰霊祭、無事終了しました。

昨日になりましたが、９月１５日、毎年恒例のＮＰＯ法人「零戦の会」慰霊祭・総会・懇親会がつつがなく挙行されました。

折しも台風が近づいていて、朝早い時間は強い雨が降っていましたが、午後には天気も回復し、気持ち良い初秋の一日となりました。
遠路、いらっしゃる方の中には大事をとってドタキャンされた方も数名おられましたが、元搭乗員やご遺族、自衛官、戦後世代の役員、などなど、８０余人がご参加になり、大盛況でした。

今回、故・角田和男さんのご子息ご夫妻、角田さんの列機で、ブナで戦死した井原大三兵曹（乙９期）の弟様、故・鈴木實中佐のお孫さん、鴛淵孝大尉の縁者で海上自衛隊鹿屋基地前司令の鴛淵１佐など、初めてお越しになる方もかなりいらっしゃいました。


朝は雨で、急遽、受付を参集所に変更し、どうなることやらと思っていましたが・・・。
 

 


慰霊祭は厳粛に、総会は粛々と行われ、懇親会は、零戦計器板復元の権威・中村会員が復元された零戦のコックピット、実物の零戦の２０ミリ機銃、映画「永遠の０」でも使われた計器板の展示、所沢でも実演されたエナーシャ回転の実演などもあって、なごやかにして大盛り上がりでした。
沖縄からの差し入れをはじめ、会員の皆様の心づくしの美味と、亡き戦友への思い、そして零戦搭乗員と若い世代との心の交流・・・。不思議な空間であり、時間でもあります。

 

 
 （笠井さんの実演入り解説）

 
 （日本テレビとＮＨＫの取材も入っていました。※後ろに写っている方は会員ではありません）


乾杯の発声は、海兵７１期、神雷部隊桜花隊分隊長・湯野川守正大尉で、〆の万歳三唱の音頭は、横空最後の先任搭乗員・大原亮治飛曹長にお願いいたしました。

 


散会の時にはすっかり空も晴れ、皆さん、大上機嫌でお帰りになりました。


その後、九段、市ヶ谷と場所を移し、二次会、三次会、四次会まで。
今回は、おかげさまで大成功でした。搭乗員の皆様ならびに中村さん、役員各位のご尽力に心より感謝申し上げます。


ただ、去年まではいらしたのに、今年はもうこの世にいらっしゃらない方が何人かおられて、そのことだけが、心に刺さっています。